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子どもの爪の切り方

  • 執筆者の写真: 平田政志郎
    平田政志郎
  • 6月18日
  • 読了時間: 6分

お子さんの爪の切り方は、巻き爪の予防や健康な爪の成長に非常に重要です。大人の爪切りとは異なり、いくつか注意すべき点があります。


基本の爪切り方法:スクエアカット(四角く切る)

これが最も基本的な切り方で、巻き爪の予防にもなります。

* 準備するもの:

* 爪切り: 赤ちゃん用、子供用の小さく、安全な爪切り(ハサミタイプやテコタイプなど、お子さんの年齢や爪の硬さに合わせて選びましょう)。

* 清潔な環境: 明るく、清潔な場所で切りましょう。

* (必要であれば)やすり: 爪の角を滑らかにするために使います。


* 適切なタイミング:

* お風呂上がり: 爪が柔らかくなっているので切りやすいです。

* 寝ている時: 小さいお子さんで動いてしまう場合は、寝ている間にそっと切るのがおすすめです。


* 具体的な切り方:

* 手足の爪をまっすぐ切る:


* 爪の白い部分を、指の先端と同じくらいの長さに残して、まっすぐに切ります。


* 深爪にならないように注意しましょう。指の先端の肉よりも深く切りすぎると、爪が伸びてきたときに食い込みやすくなります。


* 爪の角は切りすぎない! これが巻き爪予防の最も重要なポイントです。爪の両端の角は、切り込まずに、指の先端から少しだけ出るくらいにまっすぐ残します。


* 「スクエアオフ」にする場合: 鋭利な角が気になる場合は、最後にやすりで角を少しだけ丸める程度にします。しかし、丸めすぎると巻き爪の原因になるので注意が必要です。


* 指の腹で確認:

* 爪を切った後、指の腹で爪の先端を触り、爪が食い込んだり、ギザギザしたりしていないか確認しましょう。



年齢別のポイント

* 乳児・赤ちゃん(0歳〜):

* 爪が非常に薄く柔らかいので、ハサミタイプの爪切りがおすすめです。

* 爪切りを嫌がる場合は、授乳中や寝ている時など、赤ちゃんがリラックスしている時に行いましょう。

* 手足の指をしっかりと固定し、皮膚を傷つけないように注意深く切ります。

* 足の爪は、手の爪よりも伸びるのが遅い傾向があります。



* 幼児・小学生(1歳〜):

* 爪が少しずつ硬くなってくるので、ハサミタイプでもテコタイプでも、お子さんに合ったものを選びましょう。

* 自分で爪切りをしたがるお子さんもいますが、最初は大人が必ず手伝い、正しい切り方を教えてあげましょう。

* 特に足の爪は、靴の影響を受けやすいので、正しい切り方を徹底することが大切です。



爪切り時の注意点

* 深爪は厳禁: 何度も強調しますが、深爪は巻き爪の大きな原因になります。白い部分を少し残すように意識しましょう。

* 爪の端を丸く切らない: いわゆる「ラウンドカット」は、爪が内側に食い込みやすくなるため避けてください。

* ささくれは引っ張らない: 爪の周りにささくれができた場合は、無理に引っ張らず、爪切りで根元から丁寧に切りましょう。

* 清潔を保つ: 爪切りは定期的に清潔に保ちましょう。

* 慣れるまでは慎重に: 最初は難しく感じるかもしれませんが、何度か行ううちに慣れてきます。焦らず慎重に行いましょう。



正しい爪切りを習慣にすることで、お子さんの巻き爪のリスクを大幅に減らすことができます。もし、爪切りだけでは巻き爪が改善しない場合や、痛みや炎症がある場合は、早めに皮膚科やフットケア専門の医療機関を受診してください。


子供の爪は大人よりも薄く柔らかいため、切り方を間違えると巻き爪や深爪、炎症などのトラブルにつながりやすくなります。安全で正しい爪の切り方のポイントをご紹介します。

1. 適切な爪切りを選ぶ

* ハサミ型(ベビー用): 新生児や乳児の柔らかい爪に適しています。先端が丸く安全に使えるように工夫されています。

* てこ型(子供用): 爪がある程度しっかりしてきた幼児期から使えます。大人のものよりも刃が小さく、力を入れずに切れるものが良いでしょう。

* 爪やすり: 爪切りが怖い場合や、切りすぎを防止したい場合に便利です。爪切り後の仕上げにも使えます。電動タイプもあります。


2. 適切なタイミングと環境

* 赤ちゃん(新生児~首すわり前): ぐっすり眠っている時や、授乳後など、おとなしくしている時がおすすめです。寝かせた状態で、頭側に座って切ると安定します。

* 幼児期: 機嫌の良い時を選びましょう。「きれいにしようね」などと声をかけ、おもちゃや動画で気をそらすのも有効です。保護者の膝の上に乗せて抱きかかえるようにすると、お子さんの動きを固定しやすくなります。

* お風呂上がり: 爪が柔らかくなっているので切りやすいですが、切りすぎには注意が必要です。乾燥した爪は硬く、割れやすいので、乾燥している場合は少し湿らせてから切るのも良いでしょう。


3. 正しい爪の切り方

手の爪

* 手を清潔にする: 爪の間の汚れを落とし、清潔な状態にしてから始めます。

* 白い部分を少し残す: 指の先端と同じくらいの長さ、または指先より1~2mm程度出るくらいに白い部分を残して切ります。深爪は炎症や巻き爪の原因になります。

* スクエアオフカット: 基本は、爪の両端を残してまっすぐに切る「スクエアカット」が推奨されます。しかし、子供の手の爪は角で顔や体を引っ掻く可能性があるため、最後に両端の角を少しだけ丸く整える「スクエアオフカット」が良いでしょう。

* 少しずつ切る: 一度に大きく切ろうとせず、ハサミや爪切りの刃先を使って少しずつ何回かに分けて切ると、爪が割れたり、皮膚を傷つけたりするリスクを減らせます。



足の爪

* 手を清潔にする: 手の爪と同様に清潔にします。

* スクエアカット(まっすぐ): 足の爪は、巻き爪予防のためにも、指先と同じくらいの長さにまっすぐ切る「スクエアカット」が基本です。

* 角を落としすぎない: 爪の角を深く切りすぎると、伸びてくる爪が皮膚に食い込みやすくなり、巻き爪の原因になります。特に、親指の爪は巻き爪になりやすいので注意しましょう。

* 指の腹を下げる: 爪を切る際は、切る指の腹を下げるようにすると、爪と皮膚の境目が見えやすくなり、安全に切れます。


4. 仕上げ

* 爪やすりで整える: 爪切りで切った後、爪の角が尖っていたり、ガタガタしていたりする場合は、爪やすりで優しくなめらかに整えましょう。特に赤ちゃんは、尖った爪で自分の体を引っ掻いてしまうことがあります。


5. その他のポイント

* 無理をしない: お子さんが嫌がって動く場合は、無理に一度で全部切ろうとせず、何日かに分けて切っても大丈夫です。

* 定期的にチェック: 子供の爪は伸びるのが早いため、こまめに(手の爪は週に1回、足の爪は2週間に1回程度を目安に)チェックしてあげましょう。


* 異常があれば受診: 爪の色や形がおかしい、炎症を起こしている、痛がっているなどの場合は、自己判断せずに皮膚科などの医療機関を受診しましょう。

正しい爪の切り方をマスターして、お子さんの健やかな成長をサポートしましょう。

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