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巻き爪をそのままにしておくとどうなる?

  • 執筆者の写真: 平田政志郎
    平田政志郎
  • 6月17日
  • 読了時間: 3分

巻き爪を放置すると、様々な問題が起こる可能性があります。痛みがなくても、知らず知らずのうちに悪影響が全身に及ぶこともありますので、早めの対処が大切です。


具体的には、以下のような症状や問題が発生する可能性があります。


1. 痛みと炎症の悪化

* 陥入爪(かんにゅうそう): 巻き込んだ爪が周囲の皮膚に食い込み、痛みや炎症を引き起こします。放置すると、腫れ、赤み、ズキズキとした痛みが強くなり、歩行が困難になることもあります。


* 爪囲炎(そういえん): 爪が皮膚を傷つけることで、そこから細菌が侵入し、感染を起こして炎症を起こします。膿が出たり、激しい痛みが生じたりすることがあります。



2. 身体への悪影響

* 歩行への影響と全身の痛み: 巻き爪の痛みをかばうように歩くことで、重心のバランスが崩れ、不自然な歩き方になります。これにより、足首、膝、股関節、さらには腰や肩、首にまで負担がかかり、関節痛や腰痛などを引き起こすことがあります。


* タコ・ウオノメの併発: 不自然な歩行により、足の特定の場所に圧力が集中し、タコやウオノメができやすくなります。


* 転倒のリスク増加: 痛みをかばうことで足の踏ん張りが効かなくなり、つまずきや転倒の危険性が高まります。



3. 爪そのものの変形・疾患

* 爪の変形: 長期間の炎症や圧迫により、爪自体が変形したり、二重爪になったり、爪と皮膚が分離する爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)などを引き起こすことがあります。


* 爪白癬(つめはくせん:爪水虫): 爪の変形や傷があると、真菌(カビ)が入り込みやすくなり、爪水虫を発症するリスクが高まります。


* 爪母(そうぼ)への影響: 炎症が長期化し、爪を作る部分である爪母にまで影響が及ぶと、爪の成長に支障をきたし、正常な爪が生えにくくなることがあります。



4. 重篤な感染症のリスク

* 骨髄炎: 巻き爪の炎症が繰り返されると、爪の周囲の組織が破壊され、骨にまで感染が広がり骨髄炎を引き起こす可能性があります。


* 敗血症: まれではありますが、感染が全身に広がり、敗血症(重篤な全身性感染症)を引き起こす可能性もゼロではありません。特に糖尿病など免疫力が低下している方は注意が必要です。



巻き爪は自然に治るものではなく、放置すると悪化の一途をたどることがほとんどです。痛みを感じていなくても、早めに皮膚科やフットケア専門の医療機関を受診し、適切な治療やケアを受けることが重要です。

ひらた整骨院ではプレート法のCLIP-ON!巻き爪矯正を行っております。

巻き爪でお悩みの方はぜひご相談ください

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