巻き爪は伸ばせば治る?
- 平田政志郎
- 4月16日
- 読了時間: 2分
巻き爪の状態で、ただ単に爪を伸ばすだけでは、基本的に巻き爪は治りません。 むしろ、伸ばすことで爪がさらに内側に巻き込み、症状が悪化する可能性が高いです。
ただし、深爪をするのはさらに巻き爪を助長しますのでご注意ください
その理由としては、以下の点が挙げられます。
* 爪の成長方向: 爪は根元から先端に向かって伸びますが、巻き爪の場合、爪の横方向への湾曲が強くなっています。そのため、伸ばしても湾曲したまま成長し、皮膚に食い込む状態が続いてしまいます。
* 皮膚の圧迫: 爪が伸びるにつれて、湾曲した部分が周囲の皮膚をさらに強く圧迫し、痛みや炎症を悪化させる可能性があります。
* 巻き込みの固定化: 長期間放置して爪が伸びると、その湾曲した形状が固定化され、より治りにくくなることがあります。
ただし、例外的に以下のようなケースでは、爪の伸ばし方が治療の一環となることがあります。
* 軽度の巻き爪で、適切なケアと併用する場合: 専門家(医師やフットケア специалист)の指導のもと、爪の適切な長さを保ちながら、保湿やテーピング、矯正器具の使用など、他のケアと組み合わせることで、症状の改善を目指すことがあります。この場合も、ただ伸ばすのではなく、適切な長さに整え、周囲の皮膚との関係性を調整することが重要です。
* 矯正治療後の維持: 巻き爪の矯正治療(ワイヤー法やプレート法など)を行った後、再発を防ぐために、適切な爪の長さを保つことが重要になります。この場合も、深爪を避け、適切な長さに伸ばすことが推奨されます。
重要なのは、自己判断でただ伸ばすのではなく、専門家の指導のもと、爪の状態や症状に合わせた適切なケアを行うことです。
もし巻き爪にお悩みであれば、自己流の対処法ではなく、早めに皮膚科やフットケア外来を受診し、専門家の診断とアドバイスを受けることを強くお勧めします。適切な治療を受けることで、痛みから解放され、健康な爪を取り戻すことができます。
当院はCLIP-ON!巻き爪矯正の資格を有する巻き爪矯正専門院です。
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